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広いという感覚

2019年2月20日「水曜日」更新の日記

2019-02-20の日記のIMAGE
家の広さとは目に入る空間量の多さであるもう一度、モデルハウスの前に立ち、じっくりとその外観を眺めてみる。グレーを基調とした落ち着いたデザインは、八○年代に強烈な違和感を覚えた展示場のモデルハウスとは異なって見える。家の中に足を踏み入れた。木の香りが漂ってきそうな内装は、これが工業というプロセスを経て実現されたものとは思えないほど自然である。そして、デザインの落ち着きとともに心をとらえるのはこの広さである。このモデルハウスの床面種は七○坪。日本の平均的住宅の大きさをかなり上まわっている。だが、この「広い」という感じは、単に住宅のサイズからくるものではない。家の中をくまなくめぐり、記憶された空間を頭のなかでつなぎ合わせ、そして「大きい家だね」と結論づけられるものとは別の何かだ。リビングに立つ、主寝室のベッドに腰をおろす、子ども室の椅子に座ってみる。どこにいても「広い」と思う。視覚が驚くほど開けているのだ。目に入る空間の量が多いのである。人をゆったりとした気分にさせるのはそのためだ。ひと言でいえば「開放感」である。不動産所有から発生するリアルオブションとリスク企業であれ家計であれ、不動産を所有すると次のオプションが発生する。①不動産を担保に借入金による資金調達(デットーファイナンスを可能にする借金オプション、不動産をバランスシートに保持)。②キャッシュフローを作るための賃貸不動産として利用(賃貸オプション、不動産をバランスシートに保持)不動産からの直接的なキャッシュフロー。③直接売却することによる資金調達(売却オプション、オフバランス化)。④証券化による売却(証券化オプション、オフバランス化)。 明らかに①と②は不動産の所有を継続するのに対して、③と④は所有をやめることである。所有の場合、企業においては不動産に帰属する付加価値が必要なコストを補うものでなくてはならないし、価値変動リスクをマネジメントする必要がある。これについては後に述べる。他方、非所有の場合には、経営の立場から絶えずキャッシュマネジメントの流動性を確保していくことが必要となる。

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