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今日の工夫が明日の知恵へと循環する

2019年2月24日「日曜日」更新の日記

2019-02-24の日記のIMAGE
「今四十歳だからあと四十年生きるという保証などないのである」『メンズ自身』池田晶子われわれは死ぬまで生きる存在である。しかし、いつ死ぬかは、人それぞれだ。したがって、統計によって、平均寿命が男七十八歳、女八十五歳ということがわかっても、自分が何歳まで生きるのかはわからない。世間話というか、雑談として「私も四十歳になったから、ライフスタイルの折り返し点というわけだ」などということはできるだろう。しかし、そんな話をした帰り道に、自動車事故に遭っていのちを落とすかもしれないのだ。いつ死ぬのかは、その人の寿命といってもいいし、運命といってもいいが、偶然ということもできるだろう。もちろん、だからといって剰那主義になることはないが、これまでより現在を重要視した生き方をしたほうがいいのではないか。将来のことをいろいろ考えることも生きがいの一つだろう。だが、暑ければ涼しい風を、案一ければ暖かい空気を迎え入れて、一生を共にしているこの今を、周囲の人々に遠慮することなく、気を使いすぎることなく一生を共にしていきたい。池田晶子さんは哲学者。「ライフスタイルに三つの坂あり。上り坂、下り坂、そして……まさか」野村克也坂には、上り坂、下り坂があることはわかるが、まさか、「まさか」という坂があるとは、気がつかなかった。しかし、いわれてみれば、たしかに「まさか」がある。そして「まさか」に遭遇すると、上り坂や下り坂より難儀をする。それは、まったく予期していなかったことに、突然出合うからだ。まさか、目覚まし時計が止まっていたとは!天気予報で今日は天気がいいといっていたのに、まさか、こんなに雨が降るとは!まさか、財布を落とすなんて!まさか、赤信号で止まらない車がいるとは!まさか、あの人が人を殺すなんて!こういう例をあげていけばきりがない。上り坂や下り坂より、よっぽど「まさか」のほうが多いのではないか。それなのに、われわれは、「まさか」が起こるまで、そんなことが起こるなどとは思っていないのだ。ライフスタイル、一寸先は闇だというが、宝くじが当たったという「まさか」もある。一寸先は光と信じて一生を共にしていこう。野村克也氏は野球監督。

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