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時流より自分流で

2019年2月28日「木曜日」更新の日記

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「この道より我を生かす道なし。この道を歩く」武者小路実篇鴨長明(二五五頃~一二一六)の「方丈記』には「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」とある。時は絶えることなく流れていくが、人のいのちも、社会のありようも、ひとつところにとどまっていない。現在、流行している商品も、もてはやされている職業も、求められている能力も、決して絶対的なものではあり得ない。だから、どのように生きたらいいのかを考えるときにも、時流に乗ろうとか、時流に迎合しようというようなことばかり考えることはない。自分に向いていると思うこと、自分がやってみたいと思うことに向かって歩いてみよう。どんな企業も三十年たつと衰退に向かうという、企業三十年説というのがあるが、現代のような変化の早い時代には、十年説さえとなえられている。学校を卒業した時点での花形産業に就職したために、いまでは斜陽産業になってしまったと嘆いている人も多いのだ。とにかく、わが道を行くことだ。かならず道は開けていく。武者小路実篇(一八八五~一九七六)は作家。「人のすることには潮時というものがある。上げ潮に乗れば、幸運にゆきつく」『ジュリアス・シーザー」シェークスピア事業にも人生にも波がある。そして、成功者とは、うまく上げ潮に乗ることができた人のことだといってもいい。しかし、多くの人たちは、いまが上げ潮だということに気がつかない。そして、後になって、「あのときが上げ潮だったんだ」ということになる。事業や人生に波があることは、だれでもが頭ではわかっている。しかし、頭でわかっていることと、それを日常生活のなかに生かすこととは違うのだ。人は、チャンスに巡り合うと、こういうことはめったにないことだというようには思わないで、このような状態がいつまでも続くと錯覚する。そして、いい気になって浮かれてしまうのだ。だから、多くの人たちが「あのときお金をためておけばよかった」というように後悔することになる。そこで、これからは、上げ潮を迎えたら、そのチャンスで得られた成果を、積極的に蓄えることを考えよう。そうすることによって、幸運は保証されるのではないか。ウィリアム・シェークスピア(一五六四~一六一六)はイギリスの劇作家。

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