家を持つとどんなことが得で、どんなことが大変か
2019年3月20日「水曜日」更新の日記
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- "「マイホームは庶民の夢」というのは、今も昔も変わらないことです。
それだけ私たちの人生や生活の中で「家」というものは、大事なものなのです。いったいなぜなのでしょう。それは、日本人が昔から1ヵ所で働き生活をする「定住型」の民族だからではないでしょうか。
もちろん最近では、1ヵ所に定住しない地球規模の人たちも増えてはきましたが、やはり日本人の血は争えないのです。年齢をかさねるとともに、安住の家がほしいと思う人がほとんどです。
しかし、それでは誰でも家を持つべきかどうかとなれば、必ずしもそうではありません。
ひとりひとり違った考えや立場というものがあるはずです。それを「家を持つことのメリット・デメリット」にわけて考えてみました。
メリットとしては満足感や、充実感があります。さらに、社会的な信用もあれば、老後の安心もあります。反面でデメリットとして、家はその人を拘束し、ローンを一生抱える苦しさもあります。
家を持ってよい人と、持ってはならない人、持ち家にむかない人というのが出てくるのです。これは本人の主観的なこともあれば、客観的にみて「この人は持たない方がよい」という場合があります。
とにかくそのような問題をはっきりさせないで、「家を探す」「計画を立てる」というのはあまり勧められることではないのです。
ただ、私がここでいうのは、「家は買ってはならない」というような「本を売らんかな」の姿勢からではありません。
その人の仕事や能力、環境など様々なものがあり、「あの人は家を買っても大丈夫だ」という場合と、「あの人が家を買ったらサラ金地獄になる」という場合があるのです。
いうまでもなく、買ってもいい人が大半ですが、どうしても客観的にみて無理な人は、辞めた方がよいのです。
私の上司にもかつて浪費癖のある人人がいて、結果的に大借金を作りましたが、これは周りが買わせた面もあるのです。しかし、このような人には買わせてはならないわけで、それは家を持つことの善し悪し以前の問題になります。
ここでもう一度じっくり考えてみましょう。家を買う、というのは、電気屋でテレビを買うとか、パソコンを買う、というのとはわけが違います。車にしても、外国製のスポーツカーや高級車は別にして、ケタがひとつ違います。よほどお金に余裕のある人は別にして、たいていの人がローンを組むことになります。つまり、かなり大きな額の借金をかかえることになるのです。「自分にそんなに大きな買い物はできるだろうか」「ちゃんとローンを返済できるだろうか」と不安になる気持ちもわかります。
それでも、多くの人が自分の家というものにあこがれ、そしてその夢を実現しています。
結局は、家を持ちたい、という気持ちが大切なのです。もしかしたらそのためになにかを犠牲にしなければならないかもしれません。が、自分の家を持つ満足感や達成感は、なにものにもかえがたいものです。
もちろん自分の家を持つというのが人生の最終目的というわけではないでしょう。目標や夢は人それぞれです。老後の不安は残りますが、一生借家住まいもひとつの生き方です。
周りの人が買ったから、とか、ただ単にステータスとして、とかいうことだけなら、もう一度考えてみる必要があります。
どっちにしろ、家を買うということを考えるのは、自分の人生や将来を見つめ直すいいきっかけになるのは間違いありません。"
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