部屋探しは重要!快適な生活を送る方法!あたらしくらし

トップ > 元年5月> 14日

退室してもらったほうが得策

2019年5月14日「火曜日」更新の日記

2019-05-14の日記のIMAGE
入居者の家賃はオーナーに直接振り込ませずに、賃貸管理会社をとおして振り込ませるようにします。そうしておけば、管理会社のコンピューターが支払いエラーをその日のうちに把握しますので、管理会社は催促をすみやかにできます。これがオーナーから数日後に通知をもらうのとでは、滞納処理のスピードに大きく違ってきます。もちろん、毎月のように家賃の支払いが遅れる入居者がいれば、コンピューターに情報が蓄積されるので、当社の場合は2カ月目に悪質滞納者のリストに入ることになります。こうした常習者は、「1カ月遅れでもちゃんと払っているんだからいいだろう」といった甘い考えの人が多いようですが、当社は決して許しません。放置しておけば必ず、3カ月、半年と滞納するのが目にみえているからです。常習者には「このままでは解約になりますよ」と通告し、正常の支払いに戻すか退室するかの二者択一を迫るのがいちばん効果的です。それから、家賃滞納の常習者には必ず管理会社にきてもらい、文書にして確約させることが不可欠です。何度も入居者を訪ねるのは手間も時間もかかりますし、管理会社内できちんと交渉することで、こちらの真剣さが伝わり常習者への心理的なプレッシャーにもなります。そして、約束が守れない場合は解約することを伝え、あらかじめ「解約手続き」に署名してもらいます。と同時に、万一約束どおり支払わない場合は、残置物を処分されても異議申し立てをしないという「公正証書」も書いてもらいます。また、家賃滞納者や常習者のなかには、懐具合の事情ですぐに払えない人もいます。そんなときは2分割、3分割にも応じますが、こうした場合にも「解約手続き」と「公正証書」をとっておいて、約束が守られない場合は文書をもとに退室してもらうようにします。もちろん、家賃の未納分が回収できないこともありますが、いま収できないものは将来も収できる見込みはないのです。家賃の未納額が増えるばかりですし、督促や解約までの手間を考えれば、すみやかに退室してもらったほうが得策と思ってください。

このページの先頭へ