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使い勝手はさらに向上

2019年5月27日「月曜日」更新の日記

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キッチンと同様に浴室でもシステムバスが現在の主流になっている。システムバスを採用せず、現場で大工工事、左官工事等を施してつくる浴室を施エバスという。システムバスはその大きさによって種類分けされ、給湯機能による区分けもされる。これら、浴室を種類分けする言葉を解説しよう。システムバスは、かつて「ユニットバス」とよれていた。その名前を聞くと、「ああ、あれか」と思いつく人も多いだろう。全体は大きなカプセル状の「箱」。その内部に浴槽とシャワー、蛇口、洗い場といった「浴室」がつくられている。この「箱」を住宅内にセットし、給湯・給水管と排水管等を接続すれば、浴室のでき上がり、となる設備だ。システムバスを用いず、浴室をつくるときは大工さんが外枠をつくり、設備業者が内部に浴梢や蛇口、シャワーなどを取り付ける。さらに、内装のタイル張りや石張りをこれまた専門業者が行うというように、非常に面倒なのだ。この作業を簡単にしてくれるのが、システムバスである。この設備、「ユニットバス」とよぱれていた時代は、「安物」という印象が強かった。そこで、「システムバス」という新しい名前がつけられた。システムバスには長所が多い。まず、工事が楽であること。工場で「箱」をつくってしまうので、工事現場では据え付けだけになる。次に、完成度が高いこと。浴室は水や湿気が漏れることを完全に防がなければならない。この完成度が非常に商いのだ。それまでの浴室は湿気が漏れやすかったり、浴室まわりに結露を生じさせやすかった。そのため、浴室のまわりにはカビが生えやすかったのだが……。システムバスとそれに設置する浴室換気乾燥機の登場で、カビの問題が解消。カビとの戦いが続いたマンションは、システムバスによって大きな問題を一つ解決したのである。戸建て住宅でも2階に浴室を設置するときには軽量のシステムバスが重宝がられた。そして、大型で豪華なシステムバスが開発されると、1階に設置される浴室でもシステムバスの利用が多くなったのである。現在、住宅の浴室はシステムバスを用いるのが当たり前になりつつある。そして、システムバスにはさしあたっての欠点がないのも事実。リフォームするときも、浴室のまわりを大きく壊さなくても済む方法が生み出されており、使い勝手はさらに向上している。

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