部屋探しは重要!快適な生活を送る方法!あたらしくらし

トップ > 元年10月> 28日

貸店舗・事務所の階層別家賃の差はなぜ起こるか

2019年10月28日「月曜日」更新の日記

2019-10-28の日記のIMAGE
都市近郊の新興住宅地域のなか,またその周辺に,ある程度形成されつつある日用品小売店舗,飲食店等を中心とする小規模な商店街を観察してみよう。魚屋、八百屋,雑貨店,洋品店などの日用品小売店舗から,電器屋などの耐久消費財の小売店舗にいたるまですべて,売場は1階である。そして、2階はほとんどが住居になっている。それは職住接近で便利だということもあろうが,もし2階まで店舗を拡げて,顧客が2階にまで上がってくるようになれば,住居を他に移すかして,2階も店舗にするだろう。少なくとも、1階を住居にして,2階を小売店舗にしている例は見当たらない。これは,一般の商品を買う場合に、1階で買ったほうが便利だということに起因している。その商店街がやや発展してくると,2階にも店舗がみえてくる。その場合,2階には、喫茶店や美容院など、顧客がはっきりした目的をもって意志的に2階に上がってきて、かなりの時間,そこに滞留する性質の店舗が多い。したがって,業種も限定されており,テナント希望者も少なく,家賃も1階より安くなる。さらに,商店街として発展し,耐火造の中層ビルが建つようになっても,1階に比し2階まで上がってくる顧客の数は少なく、3階になるともっと激減する。各階をまわってみてみると,その差がはっきりとする。その差が,階層ごとの家賃の差となってあらわれてくる。

このページの先頭へ