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「死ぬ前にお金の話をするなんて、縁起でもない」

2019年11月24日「日曜日」更新の日記

2019-11-24の日記のIMAGE
日本の文化が薄れつつある!?日本人といえば、汗水流してコツコツ貯めたお金を、使わずに大事に貯金して いるイメージがあり、その貯金額を子供や家族には教えない家庭が多いようです。 例えば、家計の金融資産に関する世論調査では、60歳以上の世代は30歳代の世 代に比べて、3倍の貯金を保有しています。そして貯金額が増えれば、それだけ 争い事も増加するため、近年は遺言の作成件数も増加しています。16ページの 資料を見ての通り、遺産分割に関するモメ事が、近年約1万件も発生しているこ とが分かります。また公正証書遺言の作成件数が年々増加していることからも、 相続対策への関心が大きくなってきていることが分かります。そして、相続対策があまり行われていなかった日本でも、次世代への生前から の積極的な移転スキームの実行、エンディングノートや遺言をはじめとする生前 からの万全の準備等、これまで相続対策というと高齢になってから行う傾向にあ った流れが、若返ってきています。「死ぬ前にお金の話をするなんて、縁起でもない」といった日本人の考え方が変わりつつあるのです。自分の死後の事まで考えて 対策を行う、このような状況下においては、後数十年後には、相続対策をやって いることが当たり前、そんな時代を日本は迎えつつあります。相続対策の進め方や時期、方法について、ひとつだけ確実に言えることがあり ます。それは、相続の準備は気になることがあったらすぐにでも始めておいた方 がいいということです。相続は予期せず、突然訪れるものです。明日でいい、来年でいい、そうして先 延ばしにしておくと、結局何も準備のないまま、相続を迎えてモメる原因を作る ことになってしまいます。また両親が高齢になり、認知症になってしまった場合や意思能力が低下した状 態では、遺言書の作成や財産の処分行為が制限されてしまい、有効な対策が取れ ないこともあります。相続の対策はできる限り早い段階から始めましょう。

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