管理人はだれ！？

2019年11月25日「月曜日」更新の日記

遺産は少額だと、相続税の心配はありませんが、その代わり「遺産分割」の額や方法で、遺族同士がモメたり、いがみ 合ったりしがちです。今から紹介する条件にあてはまる家庭には、トラブル発生リスクが潜んでいます! 相続が起きた時の一番悲しい出来事は、遺された相続人である妻や子供たちの間で争いが起きることではないでしょうか。相続トラブルになる発生事例の中でも、よく起きる相続トラブルトップ3をご説明しましょう。■相続トラプルトップ3■1遺産が不動産のみで、分割が困難過産が不動産のみだと、現金のように簡単に分割、処分できないので、モメる原因になりやすい。特に被相続人と同居していた相続人がいる場合には、モメ事に発展しやすい。2相続人の特定の誰かが、親の面倒を看ていた子が複数人いるが、その中のひとりが親の介護をしたり、面倒を看ていたなどというケース。介護をまったくしていない相続人や(その配偶者)が民法に沿った平等な遺産分割案を主張することで、お互いの不満が爆発し、争いに発展してしまう。9被相続人が離婚をしており、前妻の子と後妻の子がいる前妻・後妻の子であろうと、法律上は同じ権利が認められているため、それぞれが有利な案を主張し、争いに発展してしまう。■その他、よくある相続トラブル■・遺言がない、もしくは、遺言はあるが、遺留分(法律上最低限守られている権利)を侵害している。・特定の相続人に多額の生前贈与があった。・遺産の総額が不明で、特定の相続人だけが情報を掴んでいる。この他にも相続トラブルは、列挙すればキリがありませんが、相続争いは資産家だけの問題ではないということが、お分かりになるかと思います。本章では、モメないための「過産分割」方法について事例をあげて説明します。