管理人はだれ！？

2019年12月8日「日曜日」更新の日記

あるいは映画館リートなどを想像できる人が五年前にいただろうか。リー ト産業は取るに足らない産業として打ち捨てられていたのであり、オフィス、モール、ホテル、 レンタル倉庫施設など、今日では全リートの中でも際立っている多くの有望な不動産は、口に上ることもなかったし、非常に少数しか売買の対象になっていなかった。リートの時価総額が小さいために不満の声が上がったが、それは、リートの市場価格を変動 させることなく大量にリート株を売り買いすることが難しかったからである。ある機関が所有 したいと思うリートを見つけたとしよう。彼らがかなりの部分を買うということは、実質的に はそのリートの支配的な地位を所有することに他ならなかった。リートによっては依然として 流動性の問題を抱えているが、多くのリートの時価総額が劇的に上がったので、その問題は、 機関投資家が所有するリート株を全体として非常に増やすことの妨げにはならなかった。リートのクオリティ 一九六〇年代初頭にリート産業が生まれてからごく近年にいたるまで、ほとんどのリートが 少人数の不動産担当者による受身の経営を行ってきた。その日々は既に去り、今度は内部経営 が基調となっている。