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十分に計画され

2019年12月21日「土曜日」更新の日記

2019-12-21の日記のIMAGE
前述の潜在的利得の多くをもたらす買収は熱烈に歓迎され、買収側・被買収側双方の株主にと って利益となるだろう。しかしながら、リート投資家が事前に取引を見抜くのは至難の技だと 思う。それが顕著だったのは、エクイティ・オフィスとビーコンの合併発表のときに、その他 のオフィス・リートの株はほとんど値動きしなかったし、アパートメント・リートの合併につ いて事実上全部発表された直後でも、同様の肩をすくめるような現象となったことである。次 にどこでウエディング・ベルが鳴るか、事前に予測できると信じている投資家はいないようでますます、こうなる「我々は、合衆国内の不動産のエクイティ化において、まだ二イニングの最初に来たばかり だ」とは、不動産投資家サム・ゼルの言葉である。また、一九九六年秋に出版されたリート・ リポートの中で、不動産投資顧問会社オールドリッチ・イーストマン・ウォルチの創立者兼共 同会長であるピーター・オールドリッチは、「この産業の時価総額は、複利で二五%の年間成 長率を誇っている。公的政策を誤らない限り、今この成長の速度を遅らせるものは何もあるま い」と予測している。上昇する不動産価格(このため、買収すべき獲物を狙っているリートにとっては、非常に旨みの ある取引をすることがずっと困難になる)と、第1章で説明したクリントン政権の法案に関する投資家の不安感が合わさり、さらに、ずっと上がり放しの株式市場とが相まって、一九九八 年前半のリート株の動きは、一変して活気が弱まってしまった。投資家感情の揺れは、短期的 には常に個々の株式と全セクターの値動きに影響を及ぼすと思う。しかし長期的にみれば投資家は事業予測と投資メリットを基準に、売り買いの判断をするだろう。不動産業界に結集す る、最も革新的かつクリエイティブな経営陣が率いるリート組織は、投資家に多くの利益を実 際にもたらすことができている。何よりもまずこの事実が、ほとんどの投資家のポートフォリ オにリートが定着するであろうことを保証するものなのである。

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