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投資インデックスを活用した不動産先物取引(2)

2020年1月20日「月曜日」更新の日記

2020-01-20の日記のIMAGE
第二に、商品の流動性が確保されており、市況の変化に応じて、好きな時に売買することが可能になっている。バークレイズ銀行は、ロイター画面上に、売り・買い両方のインディケーションを常に呈示しており、マーケットメイカーとしての役割を果たしている。加えて、バークレイズ銀行の同意が得られれば、契約の権利・義務を第三者に譲渡することも可能である。第三に、不動産価格変動リスクのヘッジが可能になる。将来、不動産価格が下落すると予想される場合には、将来時点での「インデックスの売り」契約を結ぶ(ショート・ポジションをとる)ことにより、現物価格下落の損失を、FIFsによる利益で相殺することができる。予想とは逆に、不動産価格が上昇した場合には、PIFsによる損失は、現物価格の上昇でカバーされることになる。_PIFsは、本格的な不動産先物取引の先駆けとも位置づけられるものである。現在は相対取引という形態をとっているが、近い将来には、債券先物や株価指数先物と同様に商品が規格化・標準化され、証券取引所で日々活発に売買されることになるかもしれない。わが国においても、不動産投資インデックスの早期の整備により、このような新たな商品が導入されれば、不動産市場への機関投資家の参加を一層促進することになるのではないか。

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