部屋探しは重要!快適な生活を送る方法!あたらしくらし

トップ > 令和2年1月> 23日

不動産証券化の進展に伴い拡大するビジネスチャンス

2020年1月23日「木曜日」更新の日記

2020-01-23の日記のIMAGE
これまでわが国では、不動産デベロッパーが不動産を取得(=投資)し、かつ、その取得した不動産を運営管理するというふうに、投資と運営管理の機能が一体化している形態が多かった。しかし、不動産証券化によって、投資は多数の投資家(通常は不動産の運営管理の素人)に担われ、運営管理はその分野のプロに担われる、という機能分離が促されることになる。そして、この機能分離はさらに、一層の効率性追求のために、関連する諸機能の専門分化・高度化を促すことになる。この結果、不動産の投資と運営管理に関連する分野において、様々な新しいビジネスチャンスが広がっていくことになる。ビジネスチャンスが拡大する具体的な分野としては、投資分野での専門サービス(証券化のアレンジ業務、デュー・デリジェンス等)、資産の運営管理分野での専門サービス(プロパティ・マネジメント等)、3分離した投資と運営管理を総合的に統括する新たな専門サービス(アセット・マネジメント)の三つが考えられ。現在、これらの各分野において、将来のビジネス拡大を睨んだ激しい先陣争いが始まっている。本章では、以上のような観点から、不動産証券化に伴い拡大が見込まれるビジネスチャンスと、それを巡る各プレーヤーの動きについて見てゆくこととしたい。

このページの先頭へ