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古い家のどこをリフォームするのか

2020年2月12日「水曜日」更新の日記

2020-02-12の日記のIMAGE
"ハムステッドの我が家でリフォームに立ち会ううちに、イギリスで最もスタンダードなリフォームがわかってきました。 第二次大戦後、社会が復興するにつれて、一般の人たちの中にも投資目的で住宅を購入する人が増えてきました。老朽化したフラットをなるべく高い家賃で貸し出せるよう近代的にリフォームして、そこそこの賃貸収入を得る事が定着してきたのです。これらのフラットは、モダナイズされたフラットと呼ばれるものです。イギリス人のリフォームしたい設備のベスト4は次のとおりです。 (1)バス、トイレの交換・設置 (2)セントラルヒーティング(暖房設備) (3)窓をダブルグレイジング(二重ガラス)に (4)タンクの交換(たっぷりお湯を溜めるため) ちなみに日本では配水管、耐震、浴室キッチンが、マンションリフォームの首位に挙がります。 私がイギリスを初めて訪れた一九歳の頃、ロンドンのホテル街を歩くと、「セントラルヒーティングあり」という看板がB&Bや安ホテルに出ていたのを思い出します。 あの頃は壊れかかったようなガスストーブにコインを入れて、一時間だけ部屋を暖めるといった貧相な暖房設備が多かったので、セントラルヒーティングは旅行者にとって大変魅力でした。いつでもふんわりと暖かなセントラルヒーティングは、昼の短いイギリスの冬を快適に過ごすためになくてはならないものです。 また、イギリスの家で一番ネックなのがお風呂です。私のフラットでもスタッフが複典数人同時に寝泊まりするため、一人がシャワーを浴びたら、もうお湯がなくなったと騒動にならぬよう、早々に大きなタンクに交換しました。 一九六〇年代、英国政府は公営住宅の風呂、トイレの修復費用を補助しました。古い»住宅なら建て替えればいいものを、なぜ補助金を出してまで修繕を行ったのでしょうか。"

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