管理人はだれ！？

2020年2月21日「金曜日」更新の日記

"ずいぶん界隈に詳しいので彼女にその理由を聞くと、この数年間パラブはハムステッド周辺の工事が多かったので、いつも付き添う彼女は街を探索するうち、すっかり情報通になったとか。.車の中でラニは色々と話してくれました。世界で一番パラブを尊敬していると言い切る彼女は、一五歳で初めて出会ったときに この人と結婚したいとひらめき、自分から「結婚して」と申し込んだとか。若いパラブは当然のごとく、結婚など考えられないと断ったそうです。 純粋なラニはさぞ傷ついた事でしょう。ところが彼女は悲嘆にくれるどころか「そう、でも、いいわ。いつかあなたは私と結婚するわよ」と明るく返し、数年間は妹のような存在で過ごしました。インド人は身内同士の結束が固いといいますが、パラブはラニの兄弟とも交流があり、この頃から二人は家族ぐるみの付き合いをはじめたようです。その後、ラニはパラブのガールフレンドになり、本当に結婚したのです。責任感があり、兄のようにいつも自分の面倒を見てくれたパラブ。曲がった事やずるい事が大嫌いで、いつも一生懸命努力する彼を見そめたラニは、パラブ以外の男性は全く眼中になかったとか。まだ十代というのにラニの洞察力のブレのなさに感嘆しました。"