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家を小さく建て替える

2020年3月6日「金曜日」更新の日記

2020-03-06の日記のIMAGE
家を改築するにあたり最優先させたこと
島田京子さんは四五歳のときに父親が亡くなり、ある選択を迫られた。相続をどうするか。父親亡きあとの母と自分の人生設計をきちんとしておくことが必要だと悟り、妹さん夫婦(一男一女あり)と話しあい、吉祥寺にある、三〇年住みなれた実家の土地(約一三〇坪)を母娘三人で所有権を共有することにした。将来、姉妹二人になったときは、仲よく二分することでも折りあいがついた。シングルの京子さんは父親が亡くなって二年後くらいから計画を練って、まず敷地の真ん中に建っていた古家を、母娘二人では広すぎるし、庭の手入れも大変だから、思いきって壊し、母娘二人の生き方にふさわしい新居につくり直すことを決意した。そうと決まったら善は急げというわけで、仕事の合間や休日をさいて、いろいろな住宅展示場を見て歩く一方で、あらゆる資料を集めて研究を重ねていった。-デザイン専攻だった京子さんは、これから建てる家はこぢんまりとスリムにすること、ムダを省き合理的に、母親が住みやすいことを第一条件にすることを念頭に置いた。当時、七三歳だった母親がゆったりと楽しく生活でき、かつ、年ごとに体力の衰えていくことを配慮して、加齢に対する対応を計算してかからなければいけないと肝に銘じた。機能的で、健康的で、安全で便利であること、新しい技術をうまく活用し、自分が働きに出ている日中、母親ひとりでも淋しさを感じることなく、快適で安全保証付き、という最新設備を駆使し、やさしい住まいづくりに焦点を絞りこんでいった。

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