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狭くなった分、明るく住み直す

2020年3月8日「日曜日」更新の日記

2020-03-08の日記のIMAGE
これまでの家は広くて、道具が多く、落ち着いた濃い色調だったのが、心機一転、新しい家は、明るい色調のものになった。京子さんは、年を重ねていく母親には、明るい感じのインテリアが適当だと判断したのだ。こうして、京子さん主導で、住まいの設計はどんどん進んでいった。父親亡きあと、うろたえ、悲しみにくれている母親をふるいおこすには、心機一転してもらうのが良薬と、京子さんは大英断を下したのだ。そして、なによりも、住空間を簡潔に、明るく、清潔に、美しく、余分なものを一切置かないようにすると、母親が煩雑な家事、雑事から解放され、その分、自分のことに時間がさけるという、生活一新を図った京子さんの心にくいほどの母親への思いやりが背景に秘められていた。動線はなるべく動きやすく、ムダのないように心を砕いた。玄関は広く二畳近くあり、上がりかまちも広く、土間との段差は一○センチと低くし、靴箱もたっぷり入るようになっている。玄関の上がりかまちに手すりをつけ、将来にも備えている。玄関を上がったところが二畳半ほどとってあるのも、ゆったりとした気分になれてよい。階下にある食堂、台所は母親と共有だが、寝室と和室は母親専用の部屋で、一畳大の掘りゴタッと床の間があり、落ち着いたつくりになっている。仏壇もビルトインされ、母親にとっては、ここがいちばんくつろげる場所になっているようだ。浴室、トイレには手すりがついており、もちろん、階段にもついている。二階の納戸には母親の愛着がある和ダンスや整理ダンスなどが収納されているからだ。

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