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私の八つの提案

2020年3月17日「火曜日」更新の日記

2020-03-17の日記のIMAGE
私は思う。両親の介護は女性にのしかかっている。とくに、シングルの女性とか、子供のいない女性におしつけられる例が、稲葉さんや他の友人を見ていると、口惜しいほど多い現実がある。シングルの働いてきた女性には意外と厳しいものが、税法ひとつ見てもある。実はシングルの私は父母を最期までみてきたわけで、友人と同じ道を歩いてきた企業戦士だ。仕事の世界ではいささかも男性に劣るところはないと自負している。私たちは仕事を全力でしてきて、なお、両親の介護という重荷を背負って生きているのだ。今後も、こうした例が増えていくことは目に見えている。こういう女性たちに、いまだなんの救いの手も差しのべられてはいない。私は同志を集め、この問題に具体的に取り組んでいかなければならないと考えている。ここで私は稲葉さんや、次項の山本さんや近山さんたちから得た教訓として、八つの方提案をしたい。【提案1】老いは想像以上に早く、加速してやってくる。加齢の生き方と住まいの設計は五〇歳では遅い気がする。早ければ早いほどよく、遅くとも四〇代後半にはしておくこと。【提案2】両親の老後を誰が、どんな形でみていくのか。家族間の十分な話しあいと確認をしてから、五〇からの生き方と住まい方を決めること。【提案3】老人ホームへの入居を選ぶか、家庭内介護に徹するか、二者択一を明確にする。後者を選ぶ場合は老人を受けいれる態勢、とくに介護室や介護しやすいように、住宅の設備、設計をはかることから始めること。〔提案4]庭のある家庭のために、介護しやすい、さまざまな新しい器具をセットしたホーム・ケアルームのような住宅を建てるのも、ひとつの考え方だ。こんなケアルーム住宅の開発を企業に提案したい。〔提案5】老後の介護を組みこんだ増改築を含む住宅設計、介護の時間を省略するための介護器具、失った機能を活性させるホーム・リハビリ設備と用具、閉じこめられた心を開く照明の研究、インテリア、本格的なホームケア要員の育成など、市町村に委讓したゴールデンプランだけでなく、国家的規模で取り組むプロジェクトの結成が待たれる。〔提案6]国家、自治体、ボランティア組織、地域住民、家族などが参加して構成する不安なき老後を支える、福祉省とか、お手伝い省の設置など、心にひびくやさしい対策が望まれる。〔提案?】経済的責任と老親介護という重圧を抱えて懸命に生きる人に、会社は介護休暇、介護室設置に対するケア住宅手当の支給など、老人を使い捨てにしない連帯意識をもってほしい。〔提案8】ついにきたというときのために、老いの生き方や住まい」に関する参考資料を集めて、自宅にいざ!読本、メモ"をつくっておくことが、五〇からのライフスタイルには欠かせない。

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