管理人はだれ！？

2021年7月8日「木曜日」更新の日記

マンション経営などの不動産投資では、収益物件の良し悪しを検討するための基準として不動産投資利回りを重視することが通例ですが、この不動産投資利回りも１種類ではなく、年間賃料と購入価格で導き出す表面不動産投資利回りと、必要経費を考慮した実質不動産投資利回りとに区分がされるので、混同してはいけません。サブリースだったら、サブリース会社が借りた物件を転貸することで、オーナーに決まった収益を保証してくれます。しかしながら金額はと言うと通常の家賃の80％もしくは90％というのが相場であるということです。マンション経営は普通の人には無縁のものと捉えられがちですが、アパート経営とは異なって、１棟の建物全体を収益物件であるという風に考え投資するというより、マンションの中の１つの部屋から開始する不動産投資なのだと言っていいでしょう。海外不動産投資はかなり好奇心がそそられますが、対象となる不動産のある国の法律であるとか取引の特殊性などを一通り把握しておくべきですから、初めての人はおいそれと手を出すべきではないでしょう。「一括借り上げ」契約締結後に問題が生じがちであるのは、「一括借り上げ」というシステムが当事者同士がどちらも事業者の契約であるわけですから、マンション等の大家は消費者契約法で守られる消費者ではないということと、宅地建物取引業法の売買契約には相当しないので、重要事項説明をしなくても違法ではないせいだと思われます。