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競売物件の購入方法とメリット・デメリット、注意点を徹底解説!

2023年6月8日「木曜日」更新の日記

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競売物件とは、住宅ローンの滞納者が所有する不動産を裁判所が差し押さえ、競争入札により購入する制度です。市場価格より安く手に入れられる可能性がありますが、リスクも高いです。この記事では、競売物件の購入方法とメリット・デメリット、注意点について解説します。 【競売物件の購入方法】 競売物件の購入には、以下の流れがあります。 〈公告・3点セットの閲覧〉 競売物件の情報は裁判所から開示される「物件証明書」「評価書」「現状調査報告書」から得ます。これらの書類はインターネットや裁判所で閲覧できます。物件の状態や価値を把握するためには、必ず確認しましょう。 〈入札〉 売却基準額と買受可能額を参考にして入札額を決めます。保証金も必要です。入札はインターネットや裁判所で行えます。入札期間は公告日から約1ヶ月間です。 〈開札〉 最高額を入札した人が買受人となります。代金納付期限の通知が送られてきます。同額の入札が複数あった場合は、抽選で決まります。落札できなかった場合は、保証金は返還されます。 〈代金納付〉 期限までに残代金を裁判所へ納めます。登記に関する手続きは裁判所が行います。代金納付期限は開札日から約1ヶ月間です。 〈不動産の引き渡し〉 旧所有者が占有している場合は、引き渡し命令の申し立てや退去執行の手続きが必要です。これらの手続きには時間や費用がかかる場合があります。旧所有者が占有していない場合は、裁判所から鍵を受け取って引き渡し完了です。 【競売物件の購入のメリットデメリット】 〈メリット〉 競売物件の購入のメリットは、市場価格より安く手に入れられることです。一般的には通常査定の6~7割程度の価格で購入できます。また、不動産会社や仲介手数料などを介さずに直接裁判所と取引できるため、コストを抑えられるという利点もあります。 〈デメリット〉 競売物件の購入のデメリットは、物件の詳細が分からないことや、売主が不在で物件に対する責任を問えないことです。3点セットでは物件の現状や欠陥を十分に把握できない場合が多く、実際に見学することも難しいです。 したがって、競売物件を購入する場合は、物件の瑕疵担保責任や修繕費用などについて、裁判所や旧所有者に請求することはできません。自己責任で購入する必要があります。また、引き渡しまでに時間や費用がかかる場合もあります。旧所有者が占有している場合は、引き渡し命令や退去執行の手続きが必要です。これらの手続きには数ヶ月から数年かかる場合もあります。また、弁護士や司法書士などの専門家に依頼すると、その分の費用も発生します。 【競売物件の購入における注意点】 競売物件の購入にはメリットもありますが、デメリットやリスクも高いことを理解しておく必要があります。以下の点に注意してください。 〈入札前に物件の調査を徹底する〉 3点セットだけではなく、可能な限り物件の現地調査や周辺環境の確認を行いましょう。また、登記簿や固定資産税評価証明書なども参考にしてください。物件の価値や状態を正しく把握することで、適切な入札額を決めることができます。 〈入札額を慎重に決める〉 競売物件は安く手に入れられるというイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。他の入札者との競争や市場動向などによって、入札額が高騰する場合もあります。また、入札額が高すぎると、物件の価値に見合わない金額を支払うことになります。入札額は、物件の価値や自分の予算に合わせて決めましょう。 〈代金納付期限を守る〉 落札した場合は、期限までに残代金を裁判所へ納める必要があります。期限を過ぎると、落札権利が消滅し、保証金も没収されます。また、遅延損害金も発生します。代金納付期限は厳守しましょう。 【まとめ】 この記事では、競売物件とは何か、どのように購入するか、購入のメリットとデメリット、購入における注意点について解説しました。競売物件は市場価格より安く手に入れられる可能性がありますが、物件の詳細が分からないことや、引き渡しまでに時間や費用がかかることなど、リスクも高いです。競売物件を購入する場合は、物件の調査を徹底し、入札額を慎重に決め、代金納付期限を守ることが重要です。

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